胃ろうの事故抜去はなぜ起こる?原因と家庭でできる5つの防止策

胃ろう(胃瘻・PEG)で在宅介護をしていると、「気づいたらチューブが抜けていた」という事故抜去(自己抜去)は、多くのご家族・介護者が経験する不安のひとつです。この記事では、事故抜去が起こる原因と、ご家庭でできる具体的な防止策をわかりやすく解説します。

腹帯の白い製品画像、胃ろう用として設計、事故抜去防止が期待可能。

胃ろうの「事故抜去」とは

事故抜去とは、本来抜くべきでないタイミングで胃ろうチューブ(カテーテル)が抜けてしまうことを指します。本人が無意識に引っ張ってしまう「自己抜去」と、体動や介助中に引っかかって抜ける場合があります。胃ろうは造設後、瘻孔(ろうこう=チューブの通り道)が安定するまでに時間がかかるため、抜けたまま放置すると穴が短時間でふさがり始め、再挿入が難しくなることもあります。

事故抜去が起こる主な原因

1. 本人がチューブを触ってしまう

認知症やせん妄、違和感などから、本人が無意識にチューブを握ったり引っ張ったりするケースです。在宅・施設を問わず、最も多い原因のひとつです。

2. 着替え・体位変換のときに引っかかる

介助中に衣類や寝具にチューブが引っかかり、本人にその気がなくても抜けてしまうことがあります。

3. チューブが衣類の外に出ている

チューブがむき出しになっていると、視界に入って気になりやすく、引っかかりやすくもなります。

家庭でできる5つの防止策

① チューブを衣類の中にまとめる

チューブを腹部にそわせ、衣類や腹帯の中におさめることで、視界から外れ、引っかかりも減らせます。胃ろう用の腹帯を使うと、毎回テープで留める手間なく自然にカバーできます。

② 腹部をやさしくカバーする

本人が触りにくいように、腹部を一枚布でおおうのが基本です。市販の腹巻きはサイズが合わずずれやすいため、胃ろう用に設計されたものが安心です。

③ 着替えのときはチューブの位置を確認する

介助の前後で「チューブがどこを通っているか」を声に出して確認する習慣をつけると、引っかかり事故を大きく減らせます。

④ 本人の手元に別の役割をつくる

手持ちぶさたが自己抜去につながることもあります。タオルやハンドタオルなど、握っていられるものを手元に用意すると気がまぎれる場合があります。

⑤ 皮膚トラブル・違和感を早めにケアする

瘻孔まわりのかゆみや痛みが「触ってしまう」原因になることも。気になる様子があれば早めに医療者へ相談しましょう。

もし抜けてしまったら

胃ろうチューブが抜けてしまった場合は、自己判断で再挿入せず、できるだけ早く主治医・訪問看護師に連絡してください。瘻孔は短時間でふさがり始めることがあるため、早い対応が大切です。あらかじめ「抜けたときの連絡先・手順」を紙に書いて貼っておくと安心です。

毎日の不安を減らす「胃ろう用腹帯Ztai」

胃ろう用腹帯「Ztai(ゼットタイ)」は、ドーム型のデザインで胃ろうボタンやチューブを腹壁に押し付けず保護し、栄養チューブを面テープでループ状に固定することで、事故抜去(自己抜去)の防止が期待できる専用腹帯です。上下左右4通りの向きに対応し、体型に合わせて調節できる2分割構造。着脱が簡単で、毎日の介護の負担を軽くします。胴囲60〜100cmの4サイズ展開で、ご家庭用のほか、病院・介護施設向けの請求書払いにも対応しています。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。具体的なケアについては主治医・訪問看護師など医療専門職にご相談ください。

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